鹿の角を求めて ~アイヌゆかりの地を巡る旅 2話目~
所要時間目安 10分
おばんでございます!! 馬ジローです
本稿1話目の続きになります
山道を走ること1時間
約束の地に到着です
『せ~の ハーイジー‼️』
するとおじさまが優しく出迎えます
黒く焼けた肌 鍛え抜かれた肉体は
正に山の男といった風貌です
#イメージ画像
おじさま『はるばるよく来たね』
馬ジロー『こちらこそ無理を聞いて
頂きありがとうございます』
『いい景色だろ? 晴れた日は
海の向こうに青森が見える位さ』
立ち話も程々に工房に案内されます
立派な頭蓋の数々
大小様々な鹿の角
『せっかく来てくれたんだ
好きなのを持っていくといい 特別な』
『いいんですか!!』
なんと
2本もゲット!!
うぅ~感動です💖
その後、色々とお話を聞かせて頂きました
『…今鹿の数が増えすぎている
そのせいで熊の生態系にも影響が出ている』
『鹿が増えたら熊も餌が増えて
いいんじゃないですか?』
『違う、逆だ』
『どういう事ですか?』
『熊と鹿の餌は一緒だ 鹿が熊の餌を
喰い荒らすから 弱い熊は行き場を失う』
『それで熊が街中にまで出没すると…』
『そういう事だ』
行き場を失って やむなく山を下って
見つかった挙句駆除される…
#イメージ図
何だか熊が不憫に思えてきます
『どうにか鹿を減らす方法は
ないんですか?』
『現状狩る以外に方法はない
だが年々ハンターは減り続けている』
『・・・・・・・・・』
『どうだ? ハンターになってみれば
そうすれば角だって取り放題だ』
悲しいかな
今の僕に出来るのは
モンハン位…
感謝を述べ、工房を後にします
『おかえり 待ちくたびれたよ~』
『立派な角が手に入ったみたいね』
『うん、なまら親切でいい人だった』
俺、ハンターになろうかな
『えっ 急にどうしたん❓』
『資格とか大変そうですけど…』
鹿をどうにか減らさないと
切に願う馬ジローであった
牧歌的な風景の中を車がひた走る
牛さんの群れが木陰で一休み
『すごーい!! みんな仲良しだぁ』
『登別牛 自然に近い形で水や餌にも
こだわってるから最高品質のお肉なの』
も”~~
登別温泉街に到着
硫黄の臭いが鼻を擽ります
『さて、どうしようか❓』
『あそこ行ってみようよ!!』
熊に会えるというのか!!
『登別温泉の観光名所ですよ
ご存知なかったんですか❓』
知らなかったさ だけど
すぐ行くよ くまもーん💖
入口に到着
館内に入り
ロープウェイに乗り込みます
『わあ高~い! みてみていい景色だよ』
『都会の雑踏が嘘のようね』
10分程で到着
すぐに子グマがお出迎え
施設内はこんな感じ
まずはクマ山ステージへ
スタッフのアナウンスに乗せ
熊が芸を披露します
20分程のショーを見終え、喫煙所へ
遠くには熊の姿
『あっこっち見てる お~い👋』
『向こうがメインみたいね』
第2牧場へ
こちらは♀のみ
辺りを見渡すと
お客様が茶色い物体を熊に投げています
どうやら熊のオヤツらしく
これを欲しがっているようです
第1牧場へ
こっちは♂だけです
『わぁ 可愛い💖』
『まぁ 休日のお父さんみたい』
はしゃぐ2人を尻目に全く別の事を
考えている馬ジロー
それは・・・
こいつらのチ〇ポ
見る鹿ねえ!!
まずはオヤツを購入
標的発見!!
弾薬装填
打ち方用意
発射!!
撮ったど~👏
もう一本❕❕
大満足💖
熊を堪能した3人 アイヌコーナーへ
そこにはコタン(住居)が立ち並び
中にも入れるようです
おしおき棒発見!!
2人は囲炉裏で一休み
『やっぱ 足伸ばせると落ち着くわぁ』
『ずっと鞄の中でしたものね』
『なあ、そろそろ行かないか❓』
『え~ もう少しいいじゃん』
『思いやりという言葉をご存知❓』
いいか
人が来るリスクを冒してまで
君等を外に出してる事自体が
精一杯の思いやりだからな
帰り際にアヒルのレースを覗きます
ヨーイドン!!
グエグエ
ぐあぐあ
お疲れ様でした!!!
登別、正に自然の宝庫です
倶多楽湖に立ち寄り
大湯沼に辿り着きます
絶えず吹き上がる湯気と青緑色の水面
幻想的な風景
少し離れた場所には奥の湯
手すりに腰掛ける2人
『ねえ この温泉入れるかなぁ❓』
『看板に入浴禁止ってあったわよ』
『やっぱダメかな~❓
秘湯って憧れちゃうんだよね💖』
『分かる~ 自分だけの特別って感じ』
入りたければ入ればいい
きっと溶けて無くなるぞ
再び温泉街に戻った頃には
すっかり日も暮れ
お腹が空いたので温泉市場へ
地獄焼きそばを注文
うん、馬い
夜も更けてきました
本日の寝床を探すべく一旦
温泉街を離れます
なぜ温泉街で一泊しないのかって❓
私が事前に予約をするような
計画的な人間に見えますか❓
路頭に迷い、海で佇む3人
満点の星空 なのに上手くは撮れません
『疲れた~ ベットで寝たい
シャワー浴びたい』
『旅館の予約もろくに出来ない
非モテ男子もいい所ね』
『うぅ…面目ない』
本気で凹む馬ジロー
『そうだ 花火やろうよ!!』
『でももうお店は閉まってるんじゃ…』
『花火…あるよ』
『えっ 何で❓』
だって 夏だろ?
『やるじゃん 馬ジロー‼️』
『そういう所は準備がいいのね』
これで少しでも
2人の気が晴れてくれれば
それでいい・・・
いざっ!!
夏風
新緑
祭り
『たまや~ 夏の風物詩ですなぁ』
『線香花火 日本の雅ね』
馬ジローの懸命な想い
2人には届かない…
続く