鹿を喰らう ~鹿肉加工編~
所要時間 10分
おばんでございます!! 馬ジローです
本稿『鹿を喰らう ~序章~』
の続きになります
鹿肉をヒンナヒンナすべく
鹿カレーの開発を決断した馬ジロー
そのキモとなる鹿肉を求め
以前伺ったあぷかの森
その加工工場へ出向きます
Oh! 家!!
インターホンを押し扉を開けます
店内の壁には鹿肉調理例がズラリ
鹿肉って
いろいろできんだな~
イメージ図
奥から販売員のお姉さんが
『いらっしゃいませ!!』
『鹿肉カレーを作りたいのですが』
『だったらすね肉か外モモですね』
『ロースやバラ肉はどうですか?』
『焼く料理の方が向いていますね』
『血抜きとかは必要ですか?』
『下処理は済んでいますよ』
『肉を柔らかくするコツがあれば?』
『うちのカレーでは圧力鍋ですね』
『それともう一つご質問が・・・』
『はい 何でしょう❓』
『焦げたウインナーと生焼けウインナー
どちらがお好みですか❓』
『どうぞ 出口はあちらです』
すね肉と外もも肉を購入し帰宅
やはり肉の固さが気掛かりです
どうやら乳酸に肉を柔らかくする
効果があるみたい
なので様々な乳製品に
1日漬け込んでみる事にしました
エントリーNo1 牛乳
乳(ν)ガンダムは伊達じゃない!!
多くの方がその実力を証言
満を持しての登場です
エントリーNo2 有機(高級)牛乳
見せて貰おうか。
有機牛乳の性能とやらを!
通常の3倍の値段がするハイスペックさ
実際に飲み比べれば
きめ細かく上品な味わい
エントリーNo3 飲むヨーグルト
遊びでやってんじゃないんだよー
最高の乳タイプに相応しく
全食材中乳酸菌含有量は最大です
エントリーNo4 豆乳
成り損ないの乳タイプなど
粛清される運命なのだ!
木星帰りの乳タイプ
出生の違う異能の天才は
新たな可能性を生み出せるのか?
そして最後のエントリーは・・・
ソフトカツゲン!!
ガラナと双璧を成す北海道の
ソウルドリンク
原材料不明のダークホース
歴戦の乳タイプを蹂躙するのは
君しかいない!!
鹿肉を手頃な大きさにカット
夫々の液体に漬け込み
冷蔵庫にイン
翌日、いい感じに染み込んでます
まずは何も浸けていない鹿肉を
軽く焙って10分茹でて食してみます
その感想は・・・
さあ乳タイプ達の検証です
表面を軽く焙って
10分程度煮込みます
1日浸け込んだ効果は如何に
結果は・・・
検証結果を纏めます
①肉を柔らかくするには牛乳
そもそも豆乳に乳酸入ってないわ・・・
②有機乳より普通の牛乳の方が効果有り
シャア大佐の言う通り
性能の差が戦力(効果)の差ではない事が
証明されました
③良くも悪くも液体を染み込みやすい
ヨーグルト肉のあの甘さは一体・・・
④外モモ肉は浸けると臭みと共に
肉の味が消える
豆乳で無味になったのには驚きました
うっかり忘れていました
我等が期待の星
ソフトカツゲンの結果はと言うと・・・
あまぁ~い!!💖
何と鹿肉は
カツゲンになりました
カレーとの相性を検証すべく
各種肉をレトルトカレーと食します
う~ん
何か微妙・・・
鹿肉本来の味が弱まったせいか
カレーの味しかしません
ですが
カツゲン肉のみは
スパイスという名の監獄に
閉じ込められてもなお
その輝きを増しているようにさえ
思えます
私はとんでもないものを
生み出していきました‼️
あの国民的ヒロインが
一度カツゲン肉を口にすれば
その甘美なエスコートの虜となり
心を盗まれてしまうことは
想像に難しくありません
引用:カリオストロの城
肉の味を殺さずに柔らかくする方法は?
どうやら玉ねぎの千切りが
効果的なようです
しかも「蛋白分解酵素」の働きで
旨味成分のアミノ酸も
増やしてくれるみたい
さらにその旨味を最も引き出すのは
焼肉のたれなんだって
という訳で
①玉ねぎのみ浸けた鹿肉
②玉ねぎと焼肉のたれを浸けた鹿肉
を準備しました
30分程度放置し
両方を食べ比べてみると
どっちも 柔らか~い!!
その上①は確かに
肉の旨味も増しています
なお②の方は
肉の旨味なのか たれの味なのか
よく分からなくなりました
今回の検証結果を踏まえ
鹿肉カレーの肉は
カツゲン肉
すね肉を玉ねぎのみじん切りに
30分程度浸けこむ
でいこうと思います!!
続く